鳶職人時代の道具を通じた
製品メーカーとの出会い
中学卒業後、鳶職人に憧れ友人の父親が経営していた鳶会社へ入社。職人時代から腰道具や作業服など自身が仕事で使用する道具に対して強い「こだわり」を持っていた山下。当時、装着していた製品について「こんなものは無いか?」と販売店に問い合わせたところ「直接メーカーへ連絡して!」と言われ、メーカーの問い合わせ先に掛けた電話に偶然社長が対応。山下の熱い要望に応えてくれた事がきっかけとなり交流を開始。
製品メーカーへの転職を決意
製品のモニターや意見交流を経て、山下は製品メーカーへ転職。主に西日本の訪問営業を担当し中国・九州エリアで人生初の営業を経験。商品説明、売り場提案(安全帯展示・コーナー提案など)を実施する。新製品開発なども行い、ユーザー目線での製品発案、現場ユーザーのレビュー調査、信頼できる販売店へのヒアリングなどを行い、自分だけの経験や好みだけでなく、各地方のファンから寄せられる意見をメーカーとして集約していく事の重要性を学んだ。
職人時代とは異なる世界を知れたが
新たな悩みを抱く
主に西日本の販売店営業を任されていた山下だったがお客様からの要望に応えていく中で、自社のカテゴリに限定されたメーカーの立場のままで、自分が満足できるほど多くのお客様(販売店、職人ユーザー)を喜ばせていく自信がなくなってしまった。
業界でも稀な「元職人」という強みを最大限に活かし、自分にしか出来ない事〜周りの職人仲間達の期待に応えていく為にもこのままで良いのか真剣に考えるようになった。
1メーカーの営業マンである事に悩み始めた山下は職人時代より通っていたプロショップの担当を任される事になる。フルハーネス、安全帯の装着コーナー提案を通じ、交流を深めていく中でメーカーとは異なる幅広い商品を取り扱える販売店としての可能性に惹かれ、再転職の意思を固めていく。
職人が求める商品を更に多くの販売店、自身の手で直接職人に届けたいと再転職を決意。
関西の有名プロショップへ
主に工具、安全帯を中心としたバイヤー業務、来客されるお客様へ自身初となる接客を経験。商品説明や売り場提案、SNSブログなど担当し、得意分野である全ての商材を同じユーザー経験を持つお客様へお薦め出来る喜びを得る。
その中で以前はライバルだったメーカーは勿論、作業服や安全靴、手袋など職人が身に付ける全てのカテゴリに関するメーカー、問屋と新たな繋がりを得られた。
各地方で出会う方々との交流
プロショップを通じて知り合った各地方の販売店の方々との交流、業界の現状を知る事により、今まで感じていた「職人を満足させたい」 という想いに加え、職人をサポートする立場である全国の「販売店の方々が抱える悩みも解決していきたい」と考える様になった。
メーカーを離れ自由になったはずだったがプロショップを通じて多くの繋がりを得るほど依然と同じ様に自分に出来る事、やるべき事はまだまだあるはずだと確信した。
今のままでは自分の周りの方々しか
喜ばせる事が出来ないのではないか?
と思い独立。
全国の職人、製品メーカー、販売店との
繋がりを活かした
「WORK業界初」
専門アドバイザーが
誕生した